と犬は、狼犬と呼ばれる狼と犬のミックスブリードが生まれることから、とても近い遺伝子を持っていると言われています。


柴犬に代表される日本犬は、プリミティブドッグと言われるとても原始的な犬種で、言われてみれば自分を強く持っていて、あまりペットになりきれていない、ちょっと野生的な部分も持ち合わせていますよね。

もしかしたら、小さな狼を家で飼っているようなものかもしれません。


犬の始まりについてはいろいろな説がありますが、よく聞く仮説は


人の暮らす集落の周りで出る残飯を食べに来る狼の中でも人懐こい個体を飼いならして、繁殖しやがて犬になった。というもの。


そうすると、犬の祖先は狼になります。

狼に比べて子供っぽい特徴を残したまま大人になるので、狼のネオトニー(幼体成熟)とも言われています。


でも実はもう一つの仮説があって、


犬と狼の共通の祖先である犬科の動物から、森で暮らすものが狼になり、人の集落の付近で暮らすものが犬になったという説。


似てるようでちょっと違いますね。




ロシアのキツネの家畜化に関する実験がとても面白いのでご紹介します。

キツネの中から大人しく、人懐こいキツネを選んで繁殖を続けた結果、鼻先が短くなったり、垂れ耳になったりと、犬と同じような身体的な特徴が出てきたそうです。


研究が始まってから60年以上現在のキツネたちは人懐こくなり、クリッカーを使ったトレーニングで様々な芸をすることもできています。


実際に動画を見ると、本当に顔や仕草も犬に似ていてびっくりします。


https://youtu.be/4dwjS_eI-lQ



しかし、大人しくフレンドリーになったとはいえ、「野生のキツネに比べたら」飼いやすくなってはいるものの、あくまで野生動物を家畜化した存在。そこには人間とはまるで別の種の動物であり、全く別の習性を持っていることをしっかりと認識して、尊重する必要があります。


犬を飼うということも、大人しくなったキツネを飼うのと似ています。

あくまで、元野生動物である彼らをリードに繋いで散歩して、同じ部屋で暮らしているのです。


あなたにとって、犬はどういう生き物でしょうか?

犬という存在が、あまりにも身近なものに感じられることで、テレビで見たイメージや、物語の登場人物としての犬の理想の姿が先行してしまい、実際に目の前にいる犬とかけ離れたものになっているかもしれません。


日本人女性はみんなが黒髪ロングへアーで大和撫子でおとなしいでしょうか?

抱いているイメージと、実際のものは別物の場合の方が多いのではありませんか?


祖先が狼だとしても、キツネだとしても、そうではない何かだとしても、犬と暮らす上では、犬のことを人間とは全く別の生き物だと認識することが大切です。


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動物取扱業登録番号
第83-0177号 種別:訓練 
 第83-0178号 種別:保管